魔法使いはロム専

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出版界にとって、年末年始の刊行に向けての怒涛のスケジュール、通称「年末進行」とは「死」を意味する。

 

早々に何もかも投げ出したくなったので、SUUMOで注文住宅のカタログを取り寄せた。縁もゆかりもない東京なぞからは足を洗って、縁もゆかりもない比較的安価な土地に、終の住処を建てて暮らそうと思ったのだ。それを人は、妄想と呼ぶ。

 

注文してわずか一日でカタログが届いた。宅配業者も頑張ってるんだなぁ、としんみりする。封を切ると、カタログのほかに建設会社からのメッセージやアンケートも同封されていた。

曰く、「ご家族でゆっくりご覧になってみてください」

心遣いが身に染みるが、薄暗い1DKに「咳をしても一人」である。仕方が無いので、LEGOの魔法使い(名称「校長」)と一緒に見ることにした。

 

カタログには、木材を中心に扱い自然光を生かした住宅が多数取り上げられている。

 

「校長、土間とか渋くて良くないですか?」
「うーん、土間は冷えるから……」

 

アラサー女子みたいな発言を繰り出してきた。コシノヒロコさんは、安藤忠雄氏設計の名建築で暮らすために、冬は家の中でもスキーウェアを着ていたんだぞ!

校長をLEGOで作った古城のてっぺんに立たせて説得すると、しぶしぶ納得してくれたようだ。これを人は、吊り橋効果と呼ぶ。

 

「校長、平屋とか渋くて良くないですか?」
「うーん、建ぺい率がねぇ……」

 

 ちなみにこの古城には地下室もある。じゃあ いこうか

 

 

 

 

 

夜釣りでも行こう揃いの靴を履き

 

 

 

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