アンコールは予約制

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休日を家で過ごすと、スパイダーソリティアを3回クリアしたくらいで一日が終わってしまう。あまりに無為なので、区立図書館へ出かけることにした。

 

閲覧席で山田風太郎氏の『人間臨終図鑑』を読んでいると、隣に小学3~4年生くらいの少年が腰かけた。夏休みの最終日でもないのに図書館を訪れるなんて、なかなかロックな小学生だ。何を読んでいるのか気になって、ちらりと盗み見た。

 

『絵本 地獄』(風濤社

何年か前に漫画家の東村アキコさんが絶賛し、「怖すぎる」とベストセラーになった絵本である。思いがけない同ジャンルのチョイスに親近感が湧いた。しかし何も君、貴重な日曜日に自ら精神を苦しめなくてもいいのでは? この後、『サザエさん』を観れば、おのずと病んでくるでしょ?

 

私も子供の頃は幽霊の類いが怖くて、母に巻き付いていないと眠れなかった。不思議なもので、一人で眠れるようになってからは、死ぬのが怖くなった。この似て非なる感覚は、どういうことだろうか。中二病期には、『トム・ソーヤの冒険』の著者、マーク・トウェインの臨終の言葉「また会えるんだから」に大いに励まされたものだ。

 

あまり少年を観察していると通報待ったなしなので、『人間臨終図鑑』の全4冊を借りて図書館を後にする。帰りに立ち寄った、カレー好きの聖地「マジックスパイス」(下北沢)で、チキンカレー+カマンベールトッピングに辛さは「極楽」を注文。日曜日くらい、ゴキゲンで極楽にいようぜ。

 

 

人魚鉢に人魚鱗粉きらきらと呼吸をするのを眺めていた

 

 

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